あなたの声が聞きたくて

このまま俺が外へ出かけても喋られないから、家へと急いだ


「あ、雅人。おかえり!柊人は確か遅くなるって言っていたのよね。何でも試合が近いから休めないだって!」


そういえば兄貴昨日サッカーの試合が近くなるって言っていたな


〈確かに昨日俺の部屋に来てサッカーの試合のこと聞いた〉


「でしょ?試合の日になったら家族総出で応援に行きましょ!」


〈うん〉


兄貴は小学校の頃からサッカー一筋で生きてきたようなもの


母さんが後ろを向いてた時、どうやって会話するのかと言うと


机を指でトントンと鳴らす


「あ、どうしたの?」


何もしてない時はこうやって俺の方に向いてメモ帳を見る