そして4月

「一花〜、朝よ〜」

去年まで私は眠過ぎて体はすんなり起こせなかったけど、今ではすぐに起き上がれることが出来た

お姉ちゃんが家にもういない分、自分のことはもうきっちりやることに決めた

というかお姉ちゃんにも少し言われちゃったくらい

私はお姉ちゃんがくれた花園学園の制服を着ていく

来てみると本当に可愛くてお姉ちゃんは3年間もこの可愛い制服を着ていたんだなと思いながら1階に降りていく

「今日から花園ね!お母さんも後で入学式行くわね!道は大丈夫?」

私はリビングで腰まで伸び髪の毛を結んでいく

「うん、春休み中お姉ちゃんと何度も花園までの道を歩いて言ったから大丈夫だよ。ありがとう」

「それなら安心ね!」

朝ごはんも食べ終え、私はカバンを肩にかけて

「行ってきます」

そう声をかけ、家を出る

家を出ると椿ちゃんと美緒ちゃんも花園学園の制服を着ていた