そして…中学3年の冬、本格的な受験モードに突入した私たちは今日も友達と愚痴りながら何とか勉強をしていく

私と美緒ちゃん椿ちゃんは花園学園高等学校を目指すことに決めた

あ、そうそうお姉ちゃんと健太さんは来年の春に結婚するんだって!

お兄ちゃんが欲しかったから健太さんが義兄になるのを私は反対よりかは大賛成だった

健太さんも私が妹になること、すごく喜んでくれた

そして私達3人は私の部屋で怒涛の受験勉強中

花園学園に行くことを言うとお姉ちゃんはすごく喜んでくれた

「一花が花園受かったら私の制服あげるね!」とのこと

それを聞いていたお母さんが

「まぁ、良かったわね!一花。ちょっと本音を言うと制服買わなくてよかったと思っちゃったわ。あはは」とお母さんは言っていた

私も制服に迷うことにならずに済んだと思ってるのは友達には内緒だ

あれから2年たったけど、私は今も雅人くんが実はどこかで生きてんじゃないかという錯覚に落ちることがある

だけどどう考えても雅人くんはもう居ないんだなって

学校に行ってもみんなはもう受験モードだからそんな雰囲気は感じられないけどね