私たちが落ち着いた頃、一から全てお母さんに話すとお母さんも目に涙を浮かべていた

その後、晩御飯を食べる気力は残されていなくて、私は自分のベッドでひとりで泣いていた

次の日

学校に行くと雅人くんが亡くなったことにみんなはショックを受けていた

教室に着くと、みんながいっせいに私を囲んだ

「一花…」

隣のクラスである美緒ちゃん椿ちゃんも教室にいて少し驚いた

「雅人くんが亡くなったなんて…私たちは今でも帰ってきてくれるって信じてる」

「そんなの私もだよ」

「小学校の時、いじめてたこと謝りたかったのに、もっと早く謝っていればよかった」

その後みんなで一緒に泣いたあとは授業にならないので自習になったけど、みんなは何をする気力はなかった

私は自習という理由で雅人くんと訪れた学校内を歩いていた

少しでも気は紛らわせられるかなと思ったからだ

その後、1階に着いた頃クラスのほとんどが駆けつけてくれた

どうやら私と同じく教室の中にいても落ち込んでばかりだと言うらしい