休み時間になってすぐ、隣のクラスの友達、美緒ちゃんと椿ちゃんがやってきたけど

私は返事をする気力すら残されていなくて

「一花、私たちも信じられないよ」

「そうだよ。私たちに何も知らせずにさ」

「だよね。そう思うよね。さっきこっそり連絡してみたり、電話してみたりしたけど、繋がらなかった。無機質なアナウンスだけが返ってきてさ」

ヨシヨシと2人は背中や頭を撫でてくれたりしてくれたりして

友達と話してると校内放送が聞こえてきた

『花崎一花さん、今すぐ職員室へ』

「しょ、じょくぃんしつってなんで?」

私なにかしたっけ?

「一花、一緒に行こうか?」

「多分、これは一人で行かなきゃ行けない、と思うから、行ってくる」

「わかった。無理しないでね」

クラスのみんなも何事?ってざわめいている

「花崎さん、大丈夫?」

滅多に話をしないクラスの女子たちにも話しかけられて、少しびっくりしてる私がいる

「うん、頑張って行ってくるね」

クラスのみんなに手を振りながら、職員室に急いだ