「うそだ!」

「わっ、びっくりした」

雅人くんが私に何も告げずにを姿を消すなんて、そんなこと

「うそだよ!4日前まで何事も無かったのに!そんなの嘘だ〜」

「花崎さん、先生も信じたくない。また現れてくれるって、今すぐにでもおはようって言ってくれるんじゃないかって、私も思ってる」

私の傍に駆け寄り、抱きしめてくれる先生

先生の声、震えてるよ

「こんな急に姿消すなんて、ありえないわよね」

クラスのみんなも同じことを思ったのか

ザワザワと騒がしくなった

「一花ちゃん、私たちも信じられない。これからもずっと笑いあったり冗談を言い合ったり、できると思っていたもん。うそだよ!」

冗談って言って連絡してきてよ

少しの間。旅行行ってくるとかさ

そんな軽いこと、言ってきてくれるって信じてたのに

先週のあれはなんだったのよ

私に温もりだけ置いていってさ

私は知らない間に泣き崩れていたのか、HRどころじゃなくなっていた