朝ごはんも食べ終え、制服に着替え、カバンを持って家を出た

いつも雅人くんがいるのにおかしいな

そんなことを思いながら学校に行くと

「おはよー、あれみんなどうしたの?」

というかあれ、雅人くんが居ない

いつも私より早く来てる雅人くんが…。

「一花!あなたまさかにも聞いてないの?」

「え?」

未だに状況が追いつかないんだけど

私の頭は混乱するばかりでみんなは何言いたいのか分からない

そんなことを思っていると先生が教室に入ってきた

そして先生の口から信じられない言葉が出てきた

「えー、突然で申し訳ないんだけど。高崎くんが転校しました」

一花「えっ!」

「一花、あなたまさか本当に何も聞いてなかったの?」

1週間前、何も言わなかったのに

「先生も知らせを受けたのは昨日なのよ!みんなに挨拶するように進めたんだけどね?」

みんなが私を心配する中、私はただ、ただその状況に追いつかないでいた