雅人くんのことが気がかりなまま、放課後

「一花〜、雅人くん家、寄ってくんでしょ?」

「うん、家はわかるから大丈夫。ありがとう」

「いえいえ〜、門まで一緒に行きましょー!」

教室を出ると何やら楽しそうに話してる美緒ちゃんと椿ちゃん

「美緒〜椿〜」

『あっ!真紘、一花』

見事にハモったぞ。この2人

「ハモってんやん」

私と同じことを思った真紘ちゃん

何故か関西弁

「一花、これから雅人くん家によってくの?」

「うん!」

真紘ちゃんと同じ質問を受けた私は同じように答える

『気をつけなされ〜』

今度は3人とも同じことを言ったから、私はあははと笑い合う

もしかしてずっと元気がなかった私を元気づけてくれたのだろう

そんなことを思いながら、門で別れると雅人くんの家へと急いだ

あ、その前にコンビニで何かを買おうと

まぁ、中学生だから買うものは限られているけども

雅人くん。喜んでくれるといいな

そんなことを思いながら雅人くん家へと急いだ