「あ、高崎は休みか」

「風邪みたいですけど」

「そうかわかった」

黒崎先生も休みなんて、そんなことあるのだろうか

副担任は高地 塔矢先生だった

「黒崎先生は親戚の集まりがあるらしく来れないけど、高崎は風邪で休むなんて珍しいな」



休み時間

「雅人くんから連絡きたー?」

「うん!心配かけてごめんだって!明日くらいには来れるって!」

「良かったね!一花」

「うん!」

胸騒ぎは一旦心の中で潜めて、移動教室に行くための準備を始めた

次は化学室だから急がないと奥間先生怖いんだよね

スマホは電源OFFにして、カバンの中にしまい同じクラスの女の子と急ぎ足で向かう

雅人くんと連絡とってたから少し移動するの遅くなったけど、2年になってできた友達、真紘ちゃんは怒らないで待っていてくれた

そんなことに感謝しながら、何とか化学室に着いた

2人で肩で息を整えながら席に着いた