「面白かった〜」

1時間半という長いDVDを見終えると、さっきまでとは違う余韻に浸りながら、DVDの感想を言っていく

「あ、もう9時じゃん。DVD見てたから気が付かなかった」

「ほんとだ!ちょっと待って」

雅人くんは部屋を出るとどこかへ向かった

下からなんか声がする

しばらくしてから雅人くんは布団を手に戻ってきた

「わっ、びっくりした」

「この布団、客用の布団だから使っていいってさ」

「え、わざわざありがとう」

机を畳むと、布団を敷いていく

「ふっかふか〜」

「それは良かった。1週間前に母さんに一花が泊まること言ったらクリーニング屋に行ったり、掃除したりしてたぞ」

確かに家の周りが綺麗だなとは思っていたから、こんなに歓迎されるとは思わなかった

「なんか嬉しいな!そんなに歓迎されるなんて思わなかったから」

私はふっかふかの布団に横になると、すぐ眠ってしまいそうなくらい心地よかった


気がつけば私はふかふかの布団で横になっていたら夢の中へ飛び込んでいた