「あんまこのこと話さないで?幼なじみだとしても嫌だから」

「まだ付き合ってもないのに何言ってんのよ」

私の右手を高崎くんのお腹辺りにクリーンヒットする

「……っ…」

あ、やりすぎた

「ごめんごめん、まさか強烈な拳が当たるなんて」

「まぁ、放課後。玄関に来てな!」


それだけ伝えて直弥は自分の教室に戻った


「渡したいものってなんだろ?」


ボソッと呟いたセリフはいとも簡単に高崎くんに拾われた


「なんなんだろうな。まぁ放課後まで待つしかないよな。まぁまさか告白じゃねぇだろうな」

「わかんないよ〜」

机につっ伏した時、高崎くんは何か言ってたけど夢の中に入ったから何を言ったのかは聞き取れなかった