「直弥〜、背伸びたでしょ?」

高崎くんたちとはそんなに変わらないんじゃないかな

「もう今までどこにいたんだよ。俺ずっと探してたんだぞ」

家族同然に育った直弥


声と背が変わっただけでしゃべり方はそのままだった

「また俺と遊んでくれるよな?」

「当たり前じゃん」

「あれ、誰?」

直弥は高崎くんに気がついたのか、声をかける

「高崎 雅人です。よろしくね?」

高崎くんと直弥はお互いに自己紹介を終わらせると

「あ、そうだ。あの時渡そうと思って渡せなかったものがあるんだ。放課後玄関に来てよ」

わかったと頷くと何故か後ろから高崎くんに抱きしめられた