そして二度目の入学式を迎えた

「第一双葉中学」

去年より1年生の数は多くて、150人近くはいるらしい

そして何故かいつも気にならない名前だけど


久しぶりに聞く名前に私は思わず声が出てしまいそうになった

「織田」なんでどこにもいるけど

「織田 直弥」なんてあの子しかいないじゃん


直弥は今でも私の大切な幼なじみ


これで幼なじみは変だと思うけどあの街にいた時からよく私たちは遊んでいた

でもいつの間にか疎遠になっていた

連絡先、教えるの忘れてたくらい


1年間何も気にとめなかったけど、元気だったんだね


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「一花姉ちゃんじゃん!」


「直弥…」

直弥は私を見つけるなり、名前を呼んだ

かと思ったら抱きついてきた