「俺、去年は声も出なくて、女子の子数人に話しかけられたけど声が出なくて会話繋げられなかったの懐かしいな」


「でも今は友達たくさんいるね」


去年の秋くらい高崎くんの声が出ることを知った同じ学年のみんなは

高崎くんをバカにしてたことみんな謝り出したもんね

あれには少し驚いちゃった


クラス表を見に行くと美緒ちゃん椿ちゃんとはクラス離れちゃったけど、奇跡的に高崎くんとは同じクラスになっていた

「一花〜、クラス離れちゃったね。でも休み時間とか逢いに行くね」

「うん!」

「雅人もね〜、休み時間遊び来てよね?」

「わかってる」


それぞれのクラスの前で別れると新しい教室に足を運んだ


初めて見る顔や久しぶりに見るって顔もいて少し助かった