本当にこの学校にいたのかも不明なくらい

忽然とまた転校していった


噂によると隣町で悪さをした両親を追いかけ回してるヤクザさんがいるとか居ないとか

まぁ真相は闇の中ってか


すると突然私の手を握ってきた美緒ちゃん、椿ちゃん、そして、高崎くん

どうしたのかと首を傾げるとどうやら不安そうな顔をしていたらしい

「一花、大丈夫?」

「無理しないでね」

そんな優しい言葉をかけられたら泣いてしまいそうになるよ

「ありがとう。もう大丈夫だよ!」

頼りになる友達がいるってこんなに嬉しいことなんだね

私は心の底から笑うと友達も安心したのか笑顔を浮かべていた

春休みまであと2週間