「実はこっそり教室から二人が登校してくるのを見てたんだ。その時の花崎さん、まるで大切な人を見る目をしていた。俺には到底叶わないんだって、少し寂しい気持ちにもなったけどね」


先輩って本当に中学3年生ですか

考え方が大人ぽい


「すみません」

「どうして謝るの?振られたとしても俺は前を向くよ。あとこれだけ言わさて?花崎さんのこと好きになってよかったって思ってる」

「先輩…ありがとうございます」

私が頭を下げるとふわりと先輩の匂いがした

「こちらこそありがとう!友達のこと大切にしてあげてね」


「はい」

私たちは先輩な友達のところへ行くと色々聞かれた

高崎くんのことが好きですなんてまだ胸張って言えないよ

でもいつか私もお姉ちゃんと健太さんみたいに素敵な恋愛が出来ますように