「前の街にいた時にいじめじゃないけど、因縁のある子が転校してきまして、教室に居ずらくなっちゃいました」

「そっか、まぁ落ち着くまで屋上にいるといいよ!俺ら以外立ち入り禁止なんだから」


「そうですね」

「あの、先輩…」

先輩たちが来てからずっと黙り込んでた高崎くんが口を開いた

「……!!えっ」

不良グループのみんなは口をぽかんと開けている

「あの、俺」

「高崎くんだっけ?声どうした?」


「なんか朝起きたら突然声が出るようになったみたいですよ」

「そうだったのか。でもまぁ声が出てくれて良かったな!」


「はい、それで…先輩ってまだ花崎さんのことって」

「バレちゃった?まだ好きなんだよね」

それを聞いた私は顔が赤くなり、椿ちゃんと美緒ちゃんは叫ぶ


恥ずかしくなって私は俯いた