「えっ!ちょ、えっ!喋ってるーーーー!!」


あまりにも驚きすぎて大声出しちゃった


私が叫んでも高崎くんの表情は変わらなかった


それよか、左手を差し出してきた


わたしは頭の中に(?)を浮かべながら高崎くんの左手を握ると、ぎゅっと握り返してくれた


「やっぱり、びっくりするよね。俺にも分からないんだ。突然声が出るようになって」


「た、た、たたた、たか、たっ……」


いや噛みすぎでしょ?自分

私が噛んでるのも気にしてないのか高崎くんは『ん?』って首を傾げていた


(か、かわいい…///)


首傾げてるだけなのに何故か私の瞳には可愛く映っていた


「そういえばなんで手握ろうっておもったの?」


「なんとなくかな」


高崎くんって声が低かったんだ


でも何故かその声は心地よく聞こえて、もっと聞いてたいって思ってしまった