あなたの声が聞きたくて

私の耳に聞きなれた音楽が流れてきた


その音楽は軽やかなリズムで朝を知らせていた


「ん〜〜〜」


私は子どもみたいに目を擦り、身体を起こした


慣れた手つきでアラームを止めるのと同時にお姉ちゃんが部屋に入ってきた


「あ、おねーちゃーんだ〜」


寝起きだから何もかもふわふわしてる


「おはよう!明日からお姉ちゃん修学旅行だから家にいないよ」


「……そーなんだ〜……えっ」


今一瞬何を言ったのかまだ覚醒してない頭でお姉ちゃんがさっき言った言葉を繰り返し頭の中で流す


「修学旅行…え、もうそんな時期?」


「お姉ちゃんが居ないからって泣くんじゃないぞ?それに今日は友達の家に行くから修学旅行行く前に大好きで可愛い妹の顔みとこうと思ってね!」


「えー、わかった!」


「4泊5日もいないけど我慢できるかな?一花〜中学の修学旅行の時は私がいないからって泣いたんだって?もう可愛い〜」


小学校4年生の時ってそういえば起きたらお姉ちゃんが居ないからってお母さんに泣きついたっけ?


すっかり忘れてた