今日から新しい学校に通うというのに春だから眠たくて、まだ眠ってたい体に無理やりムチを打ってなんとか身体を起こした

花崎 一花

今日から中学1年生

昨日は楽しみであまり眠れなかった

そのせいで今も眠たくて、でも私は何とかあくびを噛みしめて

セーラー服に腕を通した

第一双葉中学

それが私の通う中学の名前

のそのそと着替えているとお母さんが部屋に来た

「あ、一花起きてたの。音がしないからまだ眠ってるのかと思ったわ」

「お母さん〜、おはよー」


私はお母さんに抱きつく

私はまだ少しだけお母さんやお姉ちゃんに甘えていたい時期だ

「もう髪の毛ボサボサよ?ほら、直してあげるからドレッサーの前に座って?」


お母さんはこう見えてカリスマ美容師だ


髪の毛を切りたい時もお母さんに言えば切ってくれる


私には6個上の姉が居る


姉はすごく美人で街を歩いているとよくスカウトされると聞いたことがある