甘い体温


『別に』


私はドッグフードを食べてるブラウンの頭を撫でながら、またそっけなく答える


…だけど……



『か〜ほちゃん♪』


陽生は甘えた声でもう一度私を呼ぶと、後ろから抱きついてくる


『…何?』


そんな陽生を私は相変わらずそっけなく交わす


陽生の腕が私の体に巻きついて熱ぐるしい!


『さっきは悪かったって……なぁ、機嫌直せよ』


『……』


『ちょっとふざけてたでだろ?』


そう言うと陽生は私の耳元に唇を落とす


ふ~ん


…あれがちょっとね


よく言うよ


私はそう思いながら巻きついている陽生の腕を思いっきり嫌そうに振りほどいた



『邪魔…』



そして冷たく睨みつける


『……』


あの後、最後まですることは阻止したけど、私をベッドからなかなか出してくれようとしなくて大変だった


いい大人が何考えてんるんだか


本当にいい迷惑!


呆れてもう何も言う気にもなれないよ


私は陽生に冷たい視線を送り、椅子に置いてあった通学用のカバンを手に取った


『……』


そんな私にため息を吐いた陽生は何故かブラウンの頭を撫で


『お前のご主人様なんか冷たいんだけど
ブラ……お前何とかして?』


肩の力を落としていた