「これからどうするのー？」

「どうするもなにもないだろ
　……あの族、絶対に潰してやる」

「…ほんとブラコンだよね」

「何言ってんだ。俺のどこがブラコンなんだよ」

「全部だよ。ぜーんーぶ！」


少し暗くなりかけていた空気が、真白との会話で軽くなっていく

全く……、世話の焼ける兄貴だ


「ま、琥珀ならこれくらいで折れることはないだろうけどさぁー？」

「…さぁ、どうかな」

「え？」


もう二度と琥珀を絶望の底に落としたりしない

もう…、もう琥珀が泣いている姿なんて見たくない

そのためなら、俺は悪魔にだってなれる