「……?」



プツッと切れた通話。


最後、琥珀が言いかけた言葉が気になって、でも、………







なんか、暗い声してたな
 







「たっちゃ〜ん」

「その呼び方やめろ」

「ちえ、琥珀は良いくせに」

「あいつは何回言っても聞かねぇんだよ」

「ふふっ、そっか」



ニコニコ笑うこいつは信楽(しがらき)真白(ましろ)






皇帝の幹部で、いつもふわふわしてて掴み所がない。


そんな真白を捕まえたのが、琥珀。


琥珀は、いつまでも綺麗に、舞い踊って、道行く人を釘付けにしてしまう蝶のように




誰彼構わず魅せてしまう。