花園のおひめさま

「翠くん!蘭くんとお外でちょっと遊んどくから先中入っててー」

「…??中で遊べば?」

皆の憧れである総長の翠くんと一緒に入ったら注目浴びちゃうんだって!!

視線が突き刺さるあの感覚とてつもなく緊張して嫌すぎるんだって!

とは言える訳もなく。

「えと、今日はお日様の光浴びたい気分なの!!」

いや、さすがにこんな意味わかんない言い訳通じるわけ…

「そか。わかった」

え、わかった!?

意外とすんなり納得してくれた翠くん。

「でも独りだと危ないから僕も一緒にいる」

「いや、中の皆翠くん待ちなのに!?」

「…あずと一緒に行きたい」

…ずるい。

ほんとよく分かってる、私が翠くんのおねだりに弱いこと。