「…ず、あず、」

ん、?

だれ?

いま気持ちよく寝てるとこなんだけど。

「梓!」

「………、ん、?」

あまりにもしつこく起こされるので仕方なく顔を上げて声のした方を向くとそこには呆れた顔をした幼なじみの浅桜善と隣の席の男の子がこちらを見ていた。