隣に座っているのが申し訳なくなって毎回縮こまる。
さらには学校の玄関前まで着くと颯爽と降りて、私がシートベルトを外しているうちに助手席まで回ってドアを開けてくれる。
手を差し出され、掴まって車から降りる。さながら童話に出てくる馬車から降りるプリンセスのようだ。
最近では彼目当てで私たちが来るのを待っている女の子たちまでいる。
それでも嬉しいのは恭介さんが声をかけてくる女の子たちに目もくれず、私に「行ってらっしゃい」と言ってくれることだ。
「行ってきます」
最初は好きな人がきゃあきゃあ言われてモヤモヤしていたけど、彼の様子を見て今はもう平気になった。
帰りも決まって恭介さんが迎えにきてくれている。車だったり歩いて来たりその日の彼の気分で変わる。
だけどある時に「歩いた方が恭介さんと長く話せて好きです」と無意識に言ってしまったことがきっかけで彼は徒歩で迎えに来てくれることが多くなった。
「歩くの面倒じゃない?それに迎えも別にいいのに」
「いいや。霞を迎えに行くのが楽しいからいいんだ。それに俺も長く話していたい」
そんな会話をしたのも記憶に新しい。
学校帰りには2人で街に寄るのが恒例だ。
さらには学校の玄関前まで着くと颯爽と降りて、私がシートベルトを外しているうちに助手席まで回ってドアを開けてくれる。
手を差し出され、掴まって車から降りる。さながら童話に出てくる馬車から降りるプリンセスのようだ。
最近では彼目当てで私たちが来るのを待っている女の子たちまでいる。
それでも嬉しいのは恭介さんが声をかけてくる女の子たちに目もくれず、私に「行ってらっしゃい」と言ってくれることだ。
「行ってきます」
最初は好きな人がきゃあきゃあ言われてモヤモヤしていたけど、彼の様子を見て今はもう平気になった。
帰りも決まって恭介さんが迎えにきてくれている。車だったり歩いて来たりその日の彼の気分で変わる。
だけどある時に「歩いた方が恭介さんと長く話せて好きです」と無意識に言ってしまったことがきっかけで彼は徒歩で迎えに来てくれることが多くなった。
「歩くの面倒じゃない?それに迎えも別にいいのに」
「いいや。霞を迎えに行くのが楽しいからいいんだ。それに俺も長く話していたい」
そんな会話をしたのも記憶に新しい。
学校帰りには2人で街に寄るのが恒例だ。



