青い星を君に捧げる【零】

恋愛(キケン・ダーク・不良)

たると/著
青い星を君に捧げる【零】
作品番号
1672775
最終更新
2024/01/18
総文字数
41,695
ページ数
83ページ
ステータス
未完結
PV数
4,433
いいね数
21
《attention》
この小説は『青い星を君に捧げる【弐】』
の続編ですが、
このお話だけでも楽しんで
いただけるようにしています。


𓂃◌𓈒𓐍

これは月桂樹の、終わりと始まり
これは月橘の、始まりと終わり
の備忘録である。


時は3年前に遡る


日本の裏社会を牛耳る家
本郷家の姫として育った私、《リリィ》


私は当主にして父親の命令により
妹《ハル》に装って生きていた


そんなある日、
《藤野佑真》という男と出会う


彼は西を治める暴走族
白虎の総長だった



第一印象は最悪、
嫌いなタイプにカテゴライズされた
彼と何度も再会するうちに


佑真に惹かれていく


明るく、飄々としている
佑真が隠していた秘密____

それは2人にとって特別なものだった


自分勝手で、孤高で、
私の心の中に我が物顔で入り込んで
助けてくれる


彼と過ごす日々の中で


ずっと家から逃げていた私に
普通の女の子になって
自由になりたいという願いが生まれる



そして訪れる決戦の日



______お願い、行かないで……


____あなたは、間違いなく俺の光だったんだ



____……愛してる



彼は私の夜に浮かぶ美しい月
あなたは俺にとって生きる希望



もう二度と戻ることのできない
2人の青い春と愛の物語


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