食事が終わって、洗い物も済ませた。一番にお風呂をいただいて、勉強しようと自室の机に向かっていた。
前の家にいた時よりも勉強時間を確保できるし何より環境が整っている。夜叉さんの部屋は1階のようで2階にいるのが私だけだから余計に静かだ。
__コンコン
扉がノックされ返事すると入ってきたのは恭介さんだった。どうやらお風呂あがりのようで首にタオルを掛け、髪は濡れいている。
色気放ち過ぎてて目に毒だ……。
1人悶えている私に彼は2つのものを差し出した。受け取ったものは鍵と紙。
「この家の鍵とそれから俺の電話番号。ないと不便だろ?」
折り畳まれた紙を開くと確かに電話番号の羅列がある。
「すぐ登録するね。着信入れておくから私のも登録してくれると嬉しい、デス」
「ああ、楽しみにしてる」
髪をタオルで拭きながら部屋を出る恭介さんを見送るとすぐにテーブルに置いてあるスマホに食らいつく。
電話番号を追加するって初めてかもしれない。連絡先に紙に書いてある数字を打ち込んで“桜坂恭介”と登録した。
どきどきしながら緑の発信ボタンをタップする。発信音が続いて、すぐに途切れた。
「あの、恭介さんですか……?」
「そうだ。霞だな」
前の家にいた時よりも勉強時間を確保できるし何より環境が整っている。夜叉さんの部屋は1階のようで2階にいるのが私だけだから余計に静かだ。
__コンコン
扉がノックされ返事すると入ってきたのは恭介さんだった。どうやらお風呂あがりのようで首にタオルを掛け、髪は濡れいている。
色気放ち過ぎてて目に毒だ……。
1人悶えている私に彼は2つのものを差し出した。受け取ったものは鍵と紙。
「この家の鍵とそれから俺の電話番号。ないと不便だろ?」
折り畳まれた紙を開くと確かに電話番号の羅列がある。
「すぐ登録するね。着信入れておくから私のも登録してくれると嬉しい、デス」
「ああ、楽しみにしてる」
髪をタオルで拭きながら部屋を出る恭介さんを見送るとすぐにテーブルに置いてあるスマホに食らいつく。
電話番号を追加するって初めてかもしれない。連絡先に紙に書いてある数字を打ち込んで“桜坂恭介”と登録した。
どきどきしながら緑の発信ボタンをタップする。発信音が続いて、すぐに途切れた。
「あの、恭介さんですか……?」
「そうだ。霞だな」



