「君、紅茶は飲める?」
メニューをパラパラと流し見してながら神様は尋ねる。私の目の前にもメニューは置かれているが、金額を見て失神したくないので触れていない。
「はっはい!!青汁でも何でも飲みます!!」
「……紅茶ね」
ちらりとメニューから目を離して神様は憐れんだ目をど緊張している私に向けた。そして近くを通りかかったウェイターに手を挙げる。
「紅茶二つと、今日焼いてるケーキ全部一つずつ。お願いできるかな」
「ケーキ全部って……神様正気ですか!?」
富豪の買い物みたいな注文をする神様に声をあげると、二人してギョッと私を見つめる。
「ん“ん”……君が食べれなければ俺が食べるから。注文通してくれる?」
ウェイターは返事をするとすぐに奥へと歩いていった。
「神様と呼ぶのはやめようか。そもそも俺は神様じゃないからね」
ウェイターが離れたことを確認すると彼は声を顰めて言う。そこで私はさっきのが失言だったと気づいた。
「あんな能力があって神様じゃないんですか。ではなんとお呼びすれば」
「……桜坂恭介。俺の名前だ」
「きょうすけ、さん。あの漢字はどう書くんですか?」
メニューをパラパラと流し見してながら神様は尋ねる。私の目の前にもメニューは置かれているが、金額を見て失神したくないので触れていない。
「はっはい!!青汁でも何でも飲みます!!」
「……紅茶ね」
ちらりとメニューから目を離して神様は憐れんだ目をど緊張している私に向けた。そして近くを通りかかったウェイターに手を挙げる。
「紅茶二つと、今日焼いてるケーキ全部一つずつ。お願いできるかな」
「ケーキ全部って……神様正気ですか!?」
富豪の買い物みたいな注文をする神様に声をあげると、二人してギョッと私を見つめる。
「ん“ん”……君が食べれなければ俺が食べるから。注文通してくれる?」
ウェイターは返事をするとすぐに奥へと歩いていった。
「神様と呼ぶのはやめようか。そもそも俺は神様じゃないからね」
ウェイターが離れたことを確認すると彼は声を顰めて言う。そこで私はさっきのが失言だったと気づいた。
「あんな能力があって神様じゃないんですか。ではなんとお呼びすれば」
「……桜坂恭介。俺の名前だ」
「きょうすけ、さん。あの漢字はどう書くんですか?」



