「もしかして、食い意地が張ってるって思ってる?」
「違う、違う。おれの持ってきたおかず、いつも美味しそうに食べてくれるから。おれ、最近はニコちゃんと一緒に昼ごはんを食べる火曜と金曜を結構楽しみにしてるよ」
新海くんが、優しい目をしてふわっと微笑む。
新海くんの笑顔と言葉に、わたしの胸が騒いだ。
火曜日と金曜日。わたしから半ば強引に提案した週に二回の中庭でのランチタイム。
もしかしたら新海くんは、仕方なくわたしに付き合ってくれているのかと思っていたけど……。
案外、そうでもないらしい。
新海くんが、わたしとのランチタイムを楽しみにしてくれてる。
そう思ったら、自然と口元が緩んだ。



