初恋ランチタイム


「だから、これからはまた、一緒にお昼ごはん食べよう」

 新海くんの甘くて優しい誘いに、泣き笑いで頷く。

「わたしも、また新海くんのふわふわの卵焼きが食べたい。あと、約束したのにまだ作ってくれてないそぼろごはんも」

「え。人に真面目な告白させといて、ニコちゃんの目的、結局弁当?」

 わたしの発言に、新海くんが拗ねたみたいに頬を膨らませる。

「そんなわけないじゃん」

 子どもっぽい表情に、ぷっと笑ったら、新海くんもつられて吹き出した。

 数ヶ月話していなかったことがウソみたいに、わたし達の周りの空気が柔らかくなる。

 新海くんの作るお弁当も好きだけど、それ以上に……。 

 わたしは新海くんが大好きだ。


Fin.