わたし達が昼休みを中庭で一緒に過ごさなくなってからずいぶんと経つ。
だけど、わたしが新海くんのことをずっと考えてたみたいに、新海くんもわたしのことを気にかけてくれてたの……?
そうだとしたら、すごく嬉しい。嬉しいけど、でも……。
「新海くんにはもう、一緒にお昼を食べる友達がいるでしょ? だから、別に無理してわたしと一緒に食べなくてもいいんじゃ——」
最近の新海くんは、生き生きとしていてすごく楽しそうだから。
ヤキモチの混ざった卑屈な言葉が、つい口から零れてしまう。
「野田たちと食べるのは、騒がしくてそれなりに楽しいけど……。ニコちゃんは、野田たちとは違ってちょっとトクベツ」
「ウソだよ。だって、最近の新海くんすごく楽しそう」
「ニコちゃん……?」
「ごめん。わたし、性格悪いよね……」
「そんなことないでしょ」



