「いや〜、真涼さんってやっぱ可愛いよな〜♡」

昼飯でクラスメート2人と集まってると急に話題があがった。

「いきなりだな。」

「いきなりって、真涼さんの可愛さ見たら誰だって想うだろ〜♡太刀さんよ〜♡」

「おいおいお前ら、可愛いじゃ無いだろ。」

「美しいんだよ。」

「「どっちでも良くないか!?」」

ハモりながら突っ込むと、美しさ主張男を女性には聞かせられない熱弁を始め、

「何言ってるんだよ!?女性に聞かれたらお前終わるぞ!?真涼さんはなぁ!?」

と、可愛さ主張男はこれまた女性には聞かせられない熱弁を始め、聞かれたら人生終わりのボーイズトークが始まってしまった。

何やってるんだかと呆れながら、俺はそれだけじゃないだろと心の中で思い出していた。

俺が彼女に恋をしたあの日の事を。