「モニカは、誰かとデートに行くならどんなところでデートしたい?」と一花。

「そうだな……。夜の砂漠で一緒に星が見たいな」

モニカの回答に、隣の部屋から「ロマンチック!」という声が上がる。十も「うわ〜」と目を輝かせていた。

「モニカの好きなタイプはどんな人?」とナタリア。

「好きなタイプか……。将来のことを考えるのなら、犬と子どもが好きで、ちゃんと定職に就いていて、い、一途な人……かな……」

モニカの顔はきっと真っ赤だろう。十はグッと拳を握り締めている。

その後も一人ずつ質問がされ、モニカはそれに正直に答えていく。そしてモニカへの質問が終わると、今度はモニカ抜きでジャンケンが行われた。

「次は私ね!」

負けたのは一花のようだ。桜士は胸を高鳴らせながら、一花の言葉を聞き逃さないよう耳に神経を集中させる。

「一花の行ってみたい国はどこ?」とヨハン。

「ん〜……。アメリカは住んでいたし、日本にはよく帰って来てるし、みんなの出身国にも遊びに行ったことがあるし……。あっ、みんなでセーシェルとか行きたいわ。浜辺でのんびり過ごしたの!」