聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい


それも含めての肯定だとしたら、どれくらいの数で段位を持っているんだろう。



あまり詳しくはないけど、今度時間があるときに聞いてみたいな。



「…とにかくそういうことですから。安心して身を任せてください」



「っ、はい…!」



すごい…さっきからすごいとしか言えてないけど、本当にそれしか言えないくらい紫呉さんが別次元の人に思えてくる。



こカッコよくて強くて優しくて…こんなに完璧な人間がこの世に存在してることが信じられない。



それに、本物の彼女じゃないけど…紫呉さんのそういう存在になれていることがこの上なく嬉しいんだ。



「あと、もうひとつ言っておかないといけないことがあります。これは重要なことなのでよく聞いて欲しいんですが…」



「重要なこと…?」



って…なんだろう?



今までも充分大事な話だっと思うけど…。



紫呉さんの言葉を待っていると、少し言いにくそうに口を開いた。