聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい


彩那ちゃんは真剣な顔つきのまま、静かにこう言った。



「翠、蓮見先輩に気に入られたんだよ」



「……うん?」



理解するのに数十秒かかったと思う。



「翠は自分が思ってるよりずーっと可愛いの!この世のどんな男でも落とせちゃうくらいの、とんでもない美少女なんだから!」



先程とは打って変わって、興奮状態で話し出した彩那ちゃんは目をキラキラと輝かせている。



「い、いやいや…!彩那ちゃん、そんなことあるはずないよ?」



そんな彩那ちゃんの意見を否定したら、肩をガシッと掴まれた。



「大親友であるこの私あたしが、ひいき目なしでそう思うんだよ?!そろそろ自覚して!?」



「そ、そんなこと言われても…」



いきなり言われたって、自分の容姿を改めて考えるのはちょっと無理がある気がしちゃう。



それに、それと蓮見先輩の話って関係あるの…?