聡明なインテリ総長は、姫を余すことなく愛したい


「もちのろん!そんなの当たり前じゃん?」



「えへへっ、ありがとう…っ!」



何も知らない相手のことを、知らないままあれこれ言うのは良くないよね。



情報通の彩那ちゃんなら、なにか教えてくれるかもしれないし…。



「朝から翠の笑顔は健康に良すぎるって…」



「け、健康…?」



彩那ちゃんがなんか言ってるけど、あんまりよくわからなくて聞き返す。



「はぁ〜…無自覚ってほんとタチ悪いわ…」



今度はため息をつかれてしまった。



私、なにかしちゃったのかな…?



「…って、彩那ちゃん?なんで手…」



そんな不安に陥っていたら、彩那ちゃんにぎゅっと手を握られてさらに困惑。



「あたし、翠が幸せになるためだったらなんでもするから。何かあったらすぐ言うんだよ?」



彩那ちゃんのとっても真面目な表情に、思わず瞬き。