馬車に揺られている間もフレッドは無言のままで、初めて見る様子にじわりと不安が込み上げる。車窓には薄いカーテンがかけられていて、外の様子はわからない。
一時間ほどそのままの状態で、やっと目的地に着いたのか馬車は止まった。フレッドに宝物を扱うようにエスコートされて馬車から降りると、巨大な建物が視界に飛び込んでくる。純白に輝く美しい城壁と、目の覚めるような青い屋根——リンフォード帝国の帝都にある皇城がそこにあった。
「え、どうしてここに?」
「このまま私についてきてください」
やっとフレッドが言葉を口にしたと思ったらそれだけで、どんどん皇城の中へ進んでいく。当然エスコートされてる私も引きずられるように連れていかれる。
すれ違う貴族たちはみんな道を開けて、頭を下げていた。皇城を守る騎士については胸元に拳を当て、フレッドに敬礼している。
これは、嫌な予感しかしない。
やがて貴族たちの姿も見かけなくなり、騎士たちが厳重に警備する建物へ入った。フレッドはいまだ無言のままで、話しかけるのもはばかられる。
一時間ほどそのままの状態で、やっと目的地に着いたのか馬車は止まった。フレッドに宝物を扱うようにエスコートされて馬車から降りると、巨大な建物が視界に飛び込んでくる。純白に輝く美しい城壁と、目の覚めるような青い屋根——リンフォード帝国の帝都にある皇城がそこにあった。
「え、どうしてここに?」
「このまま私についてきてください」
やっとフレッドが言葉を口にしたと思ったらそれだけで、どんどん皇城の中へ進んでいく。当然エスコートされてる私も引きずられるように連れていかれる。
すれ違う貴族たちはみんな道を開けて、頭を下げていた。皇城を守る騎士については胸元に拳を当て、フレッドに敬礼している。
これは、嫌な予感しかしない。
やがて貴族たちの姿も見かけなくなり、騎士たちが厳重に警備する建物へ入った。フレッドはいまだ無言のままで、話しかけるのもはばかられる。



