それから願い星と赤い隕石は色々な星に行きました。
植物がいっぱいの星にお菓子で出来た星や鉄で出来た星に楽器の星けれど行く星、行く星では赤い隕石の悪い噂を願い星は聞いていたがそんなことは気にしていなかた。
そして赤い隕石が他の星に行くたんびに小さくなっていった。
その事には願い星はまったく気づいていなかった。
そして7個目の星についた願い星と赤い隕石は…
「今度はどんな星なの?」
「…」
願い星が赤い隕石にそう尋ねたが赤い隕石は何も答えなかった。
「ねぇおじさん?」
願い星が赤い隕石を呼んで振り返ったら赤い隕石の姿がなかった。
「あれ?…何処に…!?僕…自分で動けてる!?……じゃあおじさんは…」
自分が動けてるのに気づいた願い星はキョロキョロと辺りを見回した。だが赤い隕石の姿はなくなっていた。
「…もしかしておじさんも僕と同じように流れたら…おじさん…ぅ」
その時、願い星は初めて気がついたのでした。
赤い隕石も自分と同じように流れたら消えてしまうことに…そのことに気づいた願い星は今にも泣き出しそうだった。
「…なぁ~に泣きそうになってるんだよ…俺はお前の目の前にいるだろ…」
「え?…おじさん?」
願い星が泣きそうになった時どこからか赤い隕石の声がしたが姿が見えない赤い隕石、願い星は辺りをキョロキョロと見渡したが赤い隕石の姿がない。
「…気のせい?」
「気のせいじゃあねぇ~よこちだよこっち!」
「…どこ?」
願い星はキョロキョロと探したが姿が見えない赤い隕石の声は聞こえるがどこにも見当たらなかった。
「…こちだってんだろ!?」
「わぁ…ビックリした…え?おじさん?…ええ!?」
あまりにも気づかない願い星に腹を立てて赤い隕石が大きな声を出して怒鳴ったらようやく願い星は赤い隕石を見つけたが願い星は赤い隕石の姿を見て驚いた。
「ど、どうしたの…その大きさ…」
赤い隕石の姿を見たら前よりも体は願い星より小さくなっていった。
「どうしたもこうしたもねぇよ…あちこち行っているうちにこんなにちっこくなっちまったんだよ…」
赤い隕石がそう言ったら願い星は泣き出してしまった。
「…ぐすん」
「な!…な、何で泣くんだよ!お前が泣くことじゃねぇだろう!」
「だ、だって…そんなになっちゃたの僕のせいだよね…ぐすん」
「な!…お前のせいじゃねぇよ!」
赤い隕石がそう言ったが願い星は泣き止まなかった。
「…悪かったな…お前に辛い思いさせちまって…」
あまりに願い星が泣くので赤い隕石は願い星に謝った。
「こんな俺の願い叶えるのに付き合わせて…」
「ぐすん…おじさんのせいじゃないよ…ぐすん…僕が無理なお願いしたから…ぐすん…」
「それを言うなら俺のほうだ…お前が叶えたくない願い無理やり叶えてもらおうなんてするから…こんなことになっちまったんだ…自業自得だな…」
願い星と赤い隕石はお互いに謝り返してそして赤い隕石は悲しげな顔をした。
「…」
「…それにこんなにちっこくなっちまったからお前を元のところに帰せなくなっちまったしなぁ」
「そんな事どうでもいいよ…」
「え…どうでもて…」
「だって…もとの場所に戻れても、もうおじさんと話せないし遊べないじゃないか…」
「え…」
赤い隕石は願い星にそう言われて驚いていた。
赤い隕石は今まで赤い隕石を見かけるだけで恐れたり逃げたりする者が多かった。
 けして近づこうとする者はいないましてや話したい者や遊びたい者なんていなかった。
「…?おじさん?」
「…」
「おじさん!」
「!わ、わり…今までお前みたいに話したいだの遊びたいだのそんな事、言って来るやつなんて一人もいなかったから驚いて…」
「え?」
「…お前だってここまで来るのに俺の悪い噂ばっか聞いただろ?」
「…」
「こんなやつと遊ぼうだの話したいだの思う奴なんてお前ぐらいだよ…」
「僕だっておじさんと同じだよ」
「え?」
「僕は一度、流れてしまうと消えてしまうのをみんなわかっていたから気をつかって誰も遊んでくれなかったんだ…」
「いやいや俺のとお前のとじゃ条件が違うだろ!」
「違わないよ…僕がもし一度、流れてもまた皆と遊べればいいけど僕は消えてしまうしもう二度と皆には会えないそんなやつと友達になんて嬉しくないよもう会えないんだから淋しいだけだよ。そんなやつと遊んで何が嬉しいのさ…消えてしまったら寂しさしか残らないよ…会いたくてももう二度と会えないんだから…」
「…」
「…だから皆、僕と遊ぶことも話してくれることも余りしてくれなかったんだ…だからおじさんの気持ちわかるよ…けど星を壊したいなんて思わなかったけどね」
「ぅ…」
そう言って願い星は赤い隕石に釘を刺した。
「それを言うなよ…それにもう星を破壊したいなんて思ってねぇよ…」
「え?」
「こんなにちっこくなっちまったんだ…そんな事できるわけないしな」
「…」
「それに星を壊したらお前と遊ぶなんて出来なくなるからな…」
「…おじさん…」
「実を言うとここまで一緒に来てお前と一緒に遊んでたら楽しくってさぁ…星を破壊するよりお前とずっと一緒に遊びてぇて…それにもっと色んな話ししてぇて思ってなぁ…その方が星を破壊するより楽しいて思ってよ…」
赤い隕石は少し照れながも嬉しそうにそう言った。
「…おじさん…ぐすん」
赤い隕石がそう言ったらまた願い星は泣き出してしまった。
「お、おいなんでまた泣くんだよ…」
「だ、だって…ぐすん…そんな事…ぐすん…言ってくれたのおじさんだけだよ」
「だからてなんで泣くんだよ…」
「だ、だって…ぐすん…嬉しかったんだもん…ぐすん」
願い星は泣きながらも嬉しそうにそう言った。
「…たく…だったらて泣くなよなぁ」
そんな願い星を見て赤い隕石は呆れながらも微笑んだ。
「けど…参ったな…これじゃお前を他のところに連れて行ってやれないなぁ」
「…」
「他にもいっぱい面白そうな星があってなぁお前がすんげぇ気に入りそうな星があんだよ」
「え…」
「安心しろ破壊したと言っても全てな訳じゃねぇからな」
「本当に?…」
「おう…破壊したのは一星しか破壊してねんだよ…」
「え…」
「噂じゃいろんな星を破壊したとか言ってけど…なぁ覚えてるか?」
「何を?…」
「俺とお前が最初に行った星のこと…」
「…うん…何も無い星だったよね」
「ああ…」
そう言って赤い隕石は悲しそうな顔をして自分の昔の話をした。
「俺は昔…でかくってすんげぇキレイな星だったんだ…」
「え…信じられない…」
「だろうな…今はあの何も無い星と同じようにこんな真っ赤な体になっちまったからな…」
「…」
この時、願い星は初めて知ったです。あの時、赤い隕石があの何も無い星を見て悲しんでいたことに願い星は知った。
「けどある時…俺の体に次々とでっかい隕石がいくつも降り注いだんだ…それが3日みばん続いて4日目にようやく収まったかと思いきや今度はブラックホールに呑み込まれた…」
「…それからどうしたの?」
「…」
願い星にそう尋ねられて赤い隕石はあまり思い出したくはないことだったので話ずらそうにしていた。
「…それから…ハァー…ブラックホールの中に呑み込まれても強い強風に吹かれて…ブラックホールの中に呑み込まれたのか他の隕石がぶつかって粉々になったのもあればかろうじて避けたのもあったが身動きの取れない俺はその隕石に当たりまくて俺の体は動けるほどになって何とかブラックホールから逃れたんだ」
「…それって…動けるようになるくらいの大きさになったてこと?」
「ああ…ブラックホールから出た俺の体はお前と最初に行ったあの星のように何もなくなってたんだ…動けるようになったのはいいが体は赤くなってヒリヒリ痛いし…それからは聞いてのとうり俺は腹いせに他の星を破壊しまくっていたわけだ…」
「…でも何でおじさんの願いは全ての星を破壊だったの?」
「ああ…それか…さっき星を一つ破壊したて言っただろ」
「うん…」
「その時その一星を破壊するのにけっこう大変だったんだよ…一回、当たっただけで破壊、出来ればよかったが何度もぶつかっていたら面倒になってな…」
「…それで楽して全て破壊するて願いだったんだ…」
「まぁな…あ、あはは」
「ハァー…」
赤い隕石からそう聞いて願い星は呆れてため息をついた。
「けど…こんなにちっこくなっちまったから破壊すらできね。…それにここから動くこともできね」
「え?」
「…俺はもうダメなんだよ」
「どういうことなの?」
「…俺はここから少しでも動いたらもう消えちまう…」
「え?…」
「…もう体が限界が来ちまってなぁ…悪いなぁ」
「そ、そんな…ぐすん」
「泣くなよ…」
「そんなの無理だよ…ぐすん…だっておじさんが悲しいこと言うから…ぐすん」
「…」