◯御子柴家 放課後
リアムが家のドアを開けて、玄関に入ってくる。
舞はリビングのソファにてリラックスタイム中。
リアム「ただいまーっ」
舞「おかえり。」
リアムが舞のいるソファに近づく。
リアムがしゃがんで、寝転がっている舞に顔を近づける。
リアム「なんだか、新婚さんみたいだね!」
舞(もうダメだ、こいつ)
舞の顔が赤くなる。(本人無自覚)
リアム「舞、すぐに照れちゃってかわいい〜」
舞「照れてないし。」
舞が自分の顔をゲーム機で隠す。
リアム(こういう、自分が思ってることを照れて隠してしまう人ってなんていうんだっけ…あとで検索してみよー)
舞はリアムの言うことを気にせず、ゲームをし続ける。
リアム「ねぇ、舞。」
舞「何?」
リアム「I love you!!!」
ゲームをしていた舞の手が止まる。一度思考回路がフリーズしてから、リアムの言ったことを理解し、思わず起き上がって叫ぶ。
舞「はーっ!?」
(とうとうこいつ、狂ったか。)
ソファの空いた場所に、リアムが座る。リアムはニコニコ笑顔で舞のことを眺める。
リアム(なんて返してくるかな)
舞(…いや、もしかしたら私が知らないだけで、アメリカ人というのは「あいらぶゆー」も挨拶代わりなのかもしれない。)
リアム(返事を聞くの、少しドキドキする…笑い飛ばされたら悲しいな)
舞(挨拶代わりなのだとしたら、真に受ける必要はないな。)
リアム(あれ、黙りこくっちゃってどうしたんだろう…?)
舞(でも何も言わないのも、なんだか無視したみたいになっちゃうな…)
(あ、そうだ、頭を撫でておこう。こいつ、私にしょっちゅうボディタッチしてくるし、これくらいはやっても何とも思われないはず。)
舞がリアムの頭をなでる。
リアム(頭をなでられた…? これは好意的な行動と受け取ってもいいのかな? だとすると、告白の返事はYes⁉…とまではいかなそうだけれど限りなくYesに近いでしょこれは!!! あの舞が自らスキンシップだなんて!!!)
リアムは、日本人女性――というか舞――の思考回路というものをよく理解していなかった。
舞が頭をなでる手を止めた。
リアムが、舞の腕に頭をよせてすりすりする。
舞がリアムに顔を向けた。
舞(犬…?)
リアムが舞の顔を引き寄せ、頬にキスする。
舞がリアムのことを思い切り突き飛ばす。
ソファの端と端にすっ飛ぶ舞とリアム。
舞「ちょっと! ほんとにやめてってば!」
リアム「ごめん…。」
舞(また、アメリカ人だからーとか言うんだろうな…はぁ。)
リアム(アメリカ人だからっていう言い訳は、もう使っちゃだめだ。心の底から好きなんだから)
「可愛いから…なんかキスしたくなっちゃった」
舞「いやそれはただのクズ男だし!」
舞が近くにおいてあったクッションを広い、リアムの顔面に向けて思い切り投げる。
舞「え、感覚バグってる??大丈夫??」
リアム「ご、ごめん。もうしない!」
舞「うん、当たり前のことだがな!!」
(…でもアメリカ人の感覚的には、女子の頬にキスするとか普通らしいから、逆にこっちの方が変な感じなのかな。)
舞(いやそんなの関係ないわ! ここ、日本だし!!!)
リアム(調子に乗りすぎると嫌われちゃうみたい…大好きーって愛情表現したいだけなのにな…)
舞が再びゲームを始める。
舞に見えないよう背を向けながら、リアムが一筋の涙をこぼした。
リアム(嫌われたくないよ。ねぇ、僕のことを好きになってよ、舞)
リアムが家のドアを開けて、玄関に入ってくる。
舞はリビングのソファにてリラックスタイム中。
リアム「ただいまーっ」
舞「おかえり。」
リアムが舞のいるソファに近づく。
リアムがしゃがんで、寝転がっている舞に顔を近づける。
リアム「なんだか、新婚さんみたいだね!」
舞(もうダメだ、こいつ)
舞の顔が赤くなる。(本人無自覚)
リアム「舞、すぐに照れちゃってかわいい〜」
舞「照れてないし。」
舞が自分の顔をゲーム機で隠す。
リアム(こういう、自分が思ってることを照れて隠してしまう人ってなんていうんだっけ…あとで検索してみよー)
舞はリアムの言うことを気にせず、ゲームをし続ける。
リアム「ねぇ、舞。」
舞「何?」
リアム「I love you!!!」
ゲームをしていた舞の手が止まる。一度思考回路がフリーズしてから、リアムの言ったことを理解し、思わず起き上がって叫ぶ。
舞「はーっ!?」
(とうとうこいつ、狂ったか。)
ソファの空いた場所に、リアムが座る。リアムはニコニコ笑顔で舞のことを眺める。
リアム(なんて返してくるかな)
舞(…いや、もしかしたら私が知らないだけで、アメリカ人というのは「あいらぶゆー」も挨拶代わりなのかもしれない。)
リアム(返事を聞くの、少しドキドキする…笑い飛ばされたら悲しいな)
舞(挨拶代わりなのだとしたら、真に受ける必要はないな。)
リアム(あれ、黙りこくっちゃってどうしたんだろう…?)
舞(でも何も言わないのも、なんだか無視したみたいになっちゃうな…)
(あ、そうだ、頭を撫でておこう。こいつ、私にしょっちゅうボディタッチしてくるし、これくらいはやっても何とも思われないはず。)
舞がリアムの頭をなでる。
リアム(頭をなでられた…? これは好意的な行動と受け取ってもいいのかな? だとすると、告白の返事はYes⁉…とまではいかなそうだけれど限りなくYesに近いでしょこれは!!! あの舞が自らスキンシップだなんて!!!)
リアムは、日本人女性――というか舞――の思考回路というものをよく理解していなかった。
舞が頭をなでる手を止めた。
リアムが、舞の腕に頭をよせてすりすりする。
舞がリアムに顔を向けた。
舞(犬…?)
リアムが舞の顔を引き寄せ、頬にキスする。
舞がリアムのことを思い切り突き飛ばす。
ソファの端と端にすっ飛ぶ舞とリアム。
舞「ちょっと! ほんとにやめてってば!」
リアム「ごめん…。」
舞(また、アメリカ人だからーとか言うんだろうな…はぁ。)
リアム(アメリカ人だからっていう言い訳は、もう使っちゃだめだ。心の底から好きなんだから)
「可愛いから…なんかキスしたくなっちゃった」
舞「いやそれはただのクズ男だし!」
舞が近くにおいてあったクッションを広い、リアムの顔面に向けて思い切り投げる。
舞「え、感覚バグってる??大丈夫??」
リアム「ご、ごめん。もうしない!」
舞「うん、当たり前のことだがな!!」
(…でもアメリカ人の感覚的には、女子の頬にキスするとか普通らしいから、逆にこっちの方が変な感じなのかな。)
舞(いやそんなの関係ないわ! ここ、日本だし!!!)
リアム(調子に乗りすぎると嫌われちゃうみたい…大好きーって愛情表現したいだけなのにな…)
舞が再びゲームを始める。
舞に見えないよう背を向けながら、リアムが一筋の涙をこぼした。
リアム(嫌われたくないよ。ねぇ、僕のことを好きになってよ、舞)