イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】



 そう思いつつも、かといってやみくもに探しても意味がない。

 スマホを取り出し、マリちゃんに電話を掛ける。3コールほどで電話に出てくれた。

「……はい」

 あきらかに不満そうなマリちゃん。息を切らしている様子はなく、走って遠いところに行っているわけじゃないのだということを知ることができた。

「マリちゃん、今どこにいるの?」

「小夜センパイは五十嵐先生と仲良くしてたらいいじゃないですか。いいですよね、小夜センパイは皆に好かれてて」


 「自分は好かれていない」とでも言いたそうな口ぶりだ。

「正直、小夜センパイが憎いです」


 未だに私と五十嵐先生が二人で飲みに行ったのも、五十嵐先生が私の指導医ということも気に入らないのだろう。

 きちんと説明しても伝わらない。

 私の話を受け入れようとしないマリちゃんに、どう言えばいいのだろう。