イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】



「反抗的な態度なんて取っていません。思ったことを言っているだけです」

「こっちもボランティアで教えてるわけじゃねぇんだよ。思ったことを言うのもいいが、自分の時間を削ってまで教えてくれる安達のことをもっと敬えよ」

「でも、それが仕事じゃないんですか?」

「研修医の教育係ほど苦痛なもんはねぇんだよ。なあ? 幸野さんよ」


 どうしたら良いのかと迷っていると、私に話題を振ってきた五十嵐先生。満足そうに微笑んでいる。

 マリちゃんが安達さんに対してどういう態度でいるのかが分からない私は返す言葉もない。けれど、私のが研修医だった頃も教育係は安達さんに教わった。とても分かりやすくて一つ一つ丁寧で。安達さんがいたから、ここの麻酔科で頑張ってみようと思えたんだ。


「マリちゃんも、こうなりたいって思える人がいたら強いかもしれないね」

 自分が教えてもらった時のことを思い出しながら、マリちゃんに向けて言葉にした。