イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】



「でも、そこから昨日は泊まろうって……」

「でもでもウルサイです! そんなの、小夜先輩が五十嵐先生に好意ないこと丸分かりだったからでしょ! 私だったらそんな小賢しいことできませんし、絶対顔に出ちゃいます!」

 マリちゃんは私を小賢しい人と決めつけて、お弁当の残りを可愛らしい仕草で少しずつ口をつけている。


 五十嵐先生も久我先生もマリちゃんも……人の気を考えないで自己中なことばかり言って!


 腹が立ち、マリちゃんのように仕草なんて気にせずに麺を啜っていると、マリちゃんの指導医をしていた安達さんが私達の前に現れた。


 どうやら手術は一段落終わったらしい。


 安達さんはペットボトルを手に取るなり、口に飲み物を含むと、乾いた口の中を潤していた。そして私の隣に腰掛ける。


「ふー、やっぱ専門医の先生がするオペって安心感あるね。昨日、久我先生専門でもないオペを救急外科の先生と一緒にしてねー、電話口で専門医の先生が指示してくれていたとはいえ、もうヒヤヒヤだったのよ」


 昨日のオペ時の出来事を話すと、私達に深くため息を吐いた。