イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】




 いくらマリちゃんが五十嵐先生を気に入ってるからって、仕事は遊びじゃない。五十嵐先生もマリちゃんだからと、態度を変えるなんて思えないし、一緒に仕事をすればするほど、五十嵐先生の麻酔科医としての仕事への情熱が伝わってくる。


「マリちゃん、仕事は遊びじゃないよ」


 少しキツく注意すると、マリちゃんはあからさまに顔を歪ませ、私にイラついた態度をして見せた。


「……そんなこと、小夜先輩に言われなくても分かってますけど?」

「分かってないよ。私達の麻酔の役割で命を落とす人だっているんだよ。私情を仕事に持ち込まないで」

「昨日と同じ服を着てる小夜先輩に言われたくないんですけど」


 『昨日と同じ服』そう言われ言葉に詰まる。更には、


「五十嵐先生と飲みに行ったからって、良い気にならないでくださいね」


 私の顔を見て鼻で笑った。


 マリちゃんだけは敵に回したくなかったのに、今、敵に回してしまったような気がした。


 もちろん、「五十嵐先生とは飲みに行っただけでその後は何もない」と言っても疑われる。


「小夜先輩が五十嵐先生と何かあっても気にしませんよ。私が奪い取りますから」