イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】




 雑談を交えながら無事に経皮的髄核融解術が終了した。


「三時間経ったら歩くリハビリをしましょうね」

 と、整形外科の先生に促されながら、石原さんはストレッチャーで一般病棟まで運ばれていった。


「術後検診も忘れずに。さあー、次は眼科だろ、急げ幸野。休んでる暇ねぇぞ」

「あ、はい!」

「今日一日のオペが全部終了したら一から順に復習するからな」

「はい!」


 あまりにも何事もなかったように振る舞う五十嵐先生の後をついて出る。


 次は眼科で白内障のオペだ。


 麻酔科医は全ての外科のオペの麻酔を担当する。手術は麻酔科医無しではできないため、一日に十件を超えるなどもザラにある。


 ローテーターや研修医が麻酔要因で入ってくれるなどして、なんとか回っている状態だ。


 それにしても五十嵐先生はすごい。


 全てのオペの主導権は絶対に外科とばかり思っていたけれど、五十嵐先生が入ると主導権を掻っ攫ってしまう。


 久我先生が五十嵐先生を苦手としている理由が今、本当の意味で分かった気がする。