イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】



 五十嵐先生が私に指と口パクで合図を送る。


『十五センチ外側から!』


 頷き言われた位置に刺す。麻酔を終えると、五十嵐先生は私の肩をポンと叩いた。


「ああーでも、石原さん、僕、最近プロポーズした人がいましてねぇー。その子二十半場なんですがね、三十になっても貰い手いなきゃ嫁に来いって言ったんですよー。整形の先生、もう麻酔浸透したから穿刺針で穿刺して。患者に痛みがあったら、幸野は麻酔追加!」

「は、はい!」


 石原さんと雑談をしながら、器用に私達に指示を出す五十嵐先生。


「針の先端が椎間板の中央にきた。コントリアーゼ1cc注入して!」

「は、はい!」

「アンタも意地が悪いなぁ、さっさと籍ば入れなされ!」

「ははは、そう思います? あ、痛みどうですか?」

「うん、大丈夫だ。これで歩けるようになったら良いとけどなー」

「薬の効果がでるには一ヶ月くらいかかりそうなんで、しばらく様子見ですねー三ヶ月くらい経ったら痛みも和らいできますよー。それと、やっぱ籍は無いですね~、俺の方も今辞められたら困りますしね〜、ほい、穿刺針抜いて!」


 …………ッ、さっきから言わせておけば……


 五十嵐先生、もしかして私のことを患者様に話してる!?