イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】



 ムカつく。俺のことは嫌いなくせに、五十嵐には心を開いている幸野が許せない。


「オーベンだから、好きになった?」


 意地悪な質問をすると、

「な、なに言って――」

 まんざらでもなさそうに顔を赤くした。


 これ以上五十嵐のことを考えてほしくなくて、幸野の唇に俺の唇をそっと触れる。けれど、頭では考えてしまう。


 五十嵐が幸野を本気で好きになったらどうしようって不安になる。


「――はぁ、どうだかな。俺の愚痴を言ったことが記憶にないんなら、五十嵐に言い寄られててもおかしくないよな?」

「い、言い寄られてなんか……」

「やっぱり五十嵐を好きなんだ?」

「だから、違……」


 この晩俺は幸野の唇を覚えるように、夢中でキスを繰り返した。