どのくらい時間が経ったのか、
「ひっ!? 久我先生!?」
目を覚ましたであろう幸野の声が聞こえてきた。布団を捲り、俺が服を着ているかどうかを確認しているようだ。
ハァ、良かったと、でも言いたそうな安堵した息が聞こえてきたため、ムカついて目を覚ましてみると、幸野は俺を見て顔を強張らせた。
「な、なんで久我先生がいるんですか? ここどこなんです?」
「ここは俺ん家だ。おまえ、五十嵐と飲んでただろう」
「は、はい。そうですね……? なんでそれを?」
「ふざけんな。べろべろに酔っぱらってるところを介抱してやってんだぞ……で? 俺がなんだって?」
「…………え?」
「言ってただろ? 五十嵐に、俺の愚痴」
「いや、えっと……ええっと……」
思い出せないのか幸野は眉間にシワを寄せて一生懸命考えている。



