業務を終え、院内を出た私と五十嵐先生。予約している居酒屋へタクシーで移動する。走ること十分。
「おい、寝るな。着いたぞ」
疲れがピークで若干眠りかけていた。
五十嵐先生から起こしてもらい、タクシーから降りてまだ真新しそうな居酒屋へと入る。
「すんません、電話で予約してた五十嵐でーす」
五十嵐先生がお店の人に自分の名前を伝えると、すぐに個室へ通された。
五十嵐先生と向き合う形で座椅子に腰掛ける。
「とりあえず頼もうぜー」
設備されているタッチパネルを手に取るなり、自分が食べたいものを次々注文して「幸野も頼め」と、渡してきた。



