虚血性心疾患だそうで、歯を食いしばり久我先生の説明に耳を向けていると、私を見兼ねた五十嵐先生が「おい」と、また声を上げた。
「そんな新米にダラダラ説明すんな。それに、おまえはヘルツだろうが。分かりっこねぇだろ! いっとくが、コイツにはオレが手取り足取りで教えるからな」
な……! 五十嵐先生め、次から次に余計なことを言いおって~!
「手取り足取りは余計です!」
たまらず言い返すと、「やっぱ足りないから体も♡」と変態じみたことを言い出した。
こんなこっ恥ずかしいやり取りを、大嫌いな久我先生に聞かれているだなんて、もう私、生きていけない……!
久我先生はというと、シけた顔をして五十嵐先生と私を交互に見ては、「……まあ、なんというか……凄く不釣り合いですね」と五十嵐先生に言い返した。



